日本のバスケットマンに最も適したシュートフォームはツーハンドである その1

今日は珍しくバスケネタを少々。

バスケットのシュートフォームには、ワンハンドのツーモーション、ワンハンドのワンモーション、ツーハンド(両手打ち)の3種類が存在します。

男性バスケットボールプレイヤーのシュートフォームは、ほとんどがワンハンドです。

バスケを始めたばかりの頃はツーハンドだったとしても、色々な理由から小、中、高のいずれかの期間で監督やコーチから、ワンハンドに切り替えさせられるはずです。俺も中学生の時にワンハンドを教わりました。

今日の記事では、敢えてその常識を覆す「日本のバスケットマンに最も適したシュートフォームはツーハンドである」という自論を述べさせて貰います。



ツーモーションとワンモーション

今の現役世代よりも、ちょっと前の世代の人達(1990~2000年生まれ)は、コービー・ブライアントやレイ・アレン、カーメロ・アンソニーなどの有名な選手達の美しいシュートフォームに憧れました。もう少し上の世代だとマイケル・ジョーダンですかね。

彼らのシュートフォームは、ジャンプした後に頂点付近でボールをリリースする二段階式のシュートであることから、ツーモーションと呼ばれます。

世間一般的に、バスケのシュートと言えばツーモーションです。日本風に言うならば、ジャンプシュートと言ったほうがわかりやすいですかね。

しかし近年では、ステフィン・カリーやジェームズ・ハーデンの活躍もあり、ワンモーションと呼ばれる、ジャンプをしながらボールをリリースするシュートが流行っています。いわゆるジャンピングシュートのことです。

ツーモーションだとスリーポイントシュートが届かない選手が多いため、ワンモーションは日本人向きである、なんてことも言われています。賛同はし兼ねますが、言わんとすることはわかります。

ツーモーションもワンモーションも、前提はワンハンドです。多くのバスケ選手にとって、そもそもの選択肢としてツーハンドは存在しません。


理想のシュートフォームを語る前に

理想のシュートフォームを語る前に、俺の考えを説明しておきます。俺の考えは、
  1. 現代バスケットボールにおいてミドルシュートは不要
  2. 最も大切なのは楽にシュートを打つこと
この2つが根幹にあります。

この考えに基づいて考えた結果、「日本のバスケットマンに最も適したシュートフォームはツーハンドである」という結論に至りました。

1.バスケにおいてミドルシュートは不要

意外と理解していない人が多いのですが、現代のバスケットボールにおいてミドルシュートは不要です。

気になる人は、以下の記事を読んで頂ければ直ぐに理解できるでしょう。

記事の内容をわかりやすく説明すると、33%の確率のスリーポイントと、50%の確率のミドルシュートは同価値であるということです。

20本シュートを打って、スリーを6本決めるのと、ミドルを10本決めるのでは、どちらが難しいでしょうか?

シュートが上手い人であったり、試合中のシチュエーションであれば、前者のほうが簡単です。何故なら試合中にミドルシュートをノーマークで打てることはほぼ無いからです。

記事のデータを参考にすると、NBA選手のそれぞれのエリアでのシュート成功率は、
  • リング下   約63%
  • ミドルレンジ 約40%
  • スリー    約37%
です。

これを期待値に直すと、
  • リング下   1.26
  • ミドルレンジ 0.8
  • スリー    1.11
となります。

このことから、オフェンスが狙うべき優先順位は、
  1. レイアップシュートやゴール下のシュート
  2. スリーポイントシュート
  3. ミドルシュート
であり、現代バスケットボールにおいてミドルシュートは不要であることがおわかり頂けたかと思います。

2.最も大切なのは楽にシュートを打つこと

この考えに関しては、何かデータがあるわけではなく、俺独自の考えになるんですが、最も大切なのは楽にシュートを打つことだと考えています。

まずはこちらの動画を見て下さい。
これは今のNBAで一番有名なレブロン・ジェームズという選手のシュート練習の動画ですが、特徴的なポイントがあります。

それは、シュートの時にほぼ飛んでいないことです。

彼は試合中もこんな感じで全く飛ばずにシュートを打つわけではありません。試合では、ズバッと飛んで、ビシッとカッコいいシュートを打っています。

これは俺の予想ですが、彼は半分の力、つまり上半身の力だけでも楽にシュートを打てるのではないでしょうか?

彼だけに限らずNBA選手があれだけスリーを決められるのは、練習量の違いもあるでしょうが、楽に打てているのが一番の理由だと思います。


なぜ楽に打てることが一番重要なのか?

大切なことなので、「楽にシュートを打つ」ことの重要性をもう少し詳しく説明します。

ジャンプシュートだとスリーポイントシュートが届かないけど、ジャンピングシュートであれば届くという人は多いと思います。

しかし、そのジャンピングシュートは、体感として何割くらいの力で打っているでしょうか?俺は大体8~9割くらいの力で打っています。下半身と上半身、両方の力を使わないと届かないってことです。

これでは狙ったところにコントロールするのは難しいです。

考えてみて下さい。

例えば、あなたの目の前にゴミ箱があったとして、紙くずを投げ入れる時に全力で投げて入る人は少ないでしょう。でも、よーく狙って力をコントロールして投げれば、おおよそ狙ったところに行くのではないでしょうか?

俺はバスケットのシュートもこれと同じことだと考えました。

ワンモーションを言葉で説明するなら、膝を曲げて力を集約して、リリース時に一気に解放するイメージです。その力が8~9割だと、どれだけ狙ったとしても多少のブレを生みます。

ブレの大きさは、
シュートフォーム × 全体の力 = ブレの大きさ
みたいな式で表せます。

ここで1つ全体の力の重要性がわかる顕著な例を紹介します。

ショーン・マリオンというNBA選手がいます。知らない人は調べてみてほしいのですが、彼のシュートフォームはかなり独特で、日本であれば絶対に矯正されるようなフォームです。

でも彼は驚くほどシュートが上手いです。俺は彼よりも綺麗なシュートフォームだと自負していますが、彼よりシュートを決められる自信はこれっぽっちもありません。

それは即ち、シュートフォームが変だとしても、全体の力が低い(力んでいない)ので、ブレが小さくなり、狙ったところにシュートが行くからではないでしょうか?

このことから、全体の力の重要性、つまり「楽にシュートを打つ」ことの大切さが伝わるかと思います(と同時に、シュートフォームがそこまで重要ではないということも)。


楽に打てない原因は筋力不足

楽にシュートを打つことを考えた時に、今流行りのワンモーションですら、楽に打てている人は少ないです。あなたの周りで先程の動画のレブロンのように、ほぼ飛ばずに腕の力だけでシュートが打てる人はいるでしょうか?

俺の所属するチームのメンバーを見ていても、膝をグッと曲げて反動をつけて打っている人がほとんどです。かるーい力で打っている人は全然いません。

先程、ワンモーションは日本人向けであるのには賛同し兼ねる、と書いたのはこれが理由です。ツーモーションよりかはワンモーションのほうが良いかもしれませんが、日本人にはツーハンドのほうが更に向いています。

「なぜ日本人にはツーモーションやワンモーションが向いていないのか?」と聞かれたら、「身体能力……と言うよりかは筋力が足りないから」と答えます。ようはただの筋トレ不足です。

スポーツをやっている人であれば、筋トレ不要論や、ウェイトトレよりも体幹トレの方が大切、なんてことを聞いたことがあるかもしれませんが、あれは大嘘です。

酷い人だと、「筋トレで手に入れた筋肉は見せ筋だからスポーツには使えない!」なんてふざけたことを言っている人もいますね。とんでもないデマです。

……ちょっと話が逸れてしまいました。

ぶっちゃけてしまえば、楽に打てるようになるまで筋トレすれば、ツーハンドである必要はありません。「日本のバスケットマンに最も適したシュートフォームはツーハンドである」というタイトルですが、ショーン・マリオンにとって理想のシュートフォームが独特の構えであったように、各々によって答えは変わります。

でも「筋トレやれ!」って言われても、日本人はほとんどの人がやらないです(笑)

そして筋トレというのは効果が出るのが結構遅い。果たして幼少期に筋トレをさせても良いのだろうか?という親御さんの心配の声もあります(これに関しては、高校までは自重トレ程度であれば寧ろ良い効果があるというのが俺の持論です)。

なので、筋力ではなくシュートフォームという面からのアプローチを考えた時に、ツーハンドに切り替えるのが、筋トレ嫌いの日本人には一番マッチしています。

筋トレは辛いし大変だからやりたくないけど、シュート練習なら楽しいからやる!って人は多いと思います。

であれば、今すぐにでもツーハンドに切り替えましょう。何を隠そう、この俺が楽に打てるようになりましたので。


まとめ

ここまで書いたことをまとめると、以下の通り。
  • 今のバスケではミドルシュートは不要
  • 大切なのは楽にシュートを打つこと
  • 日本人の筋力ではツーハンドじゃないと楽に打てない
思いのほか長くなってしまいましたので、ワンハンドに切り替えさせられる理由(ツーハンドのデメリット)や、ツーハンドのメリットなどは次回に。

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