投資は損切りが大事とか言ってるやつ頭大丈夫?

損小利大という言葉があるように、投資において損切りの重要性は至る所で語られている。

しかし声を大にして言いたい。

大事なのは損切りすることではなく、市場に残り続けることである。

ハイリスクハイリターンな短期投資、集中投資スタイルで市場に残り続けるために、損切りの大切さを語るのは一向に構わない。

でも、圧倒的な資金力があったり、投資額を制限していたり、初めから長期投資、分散投資スタイルであるならば、確実に市場に残り続けられるので、損切りなどどうでもいい。

もう一度言う。損切りなどどうでもいい。



損切りで得するのは誰だ?

どうしてこんなにも損切りが大切だと言われるようになったのか。

本来、投資とは将来的にプラスになると見越して行うものだ。プラスになる根拠は各自様々だが、マイナスを見越して投資する、なんて人はいない(暴落を予想して債券などを取り入れるのは別の話)。

そう考えると、損切りが大切だと言われるのはおかしな話である。

いずれ利益が膨らむかもしれないのに、多少値下がりしたからと言って、わざわざその可能性を自分で摘み取りに行く意味が分からない。自分がプラスになると見越した根拠が無くならない限り、損切りなどするべきではない

そもそも情報とは、その全てが誰かの何らかの意図により発信されている。損切りが大事だというのも、元を辿れば誰かが得をするから言い始めたのである。

では損切りした時に得をするのは一体誰なのか?「損切=売却」と考えれば、次に安く購入出来た人が得をするのだろうか?

……答えはNoだ。安く購入出来たからと言って、自分が買った後に値上がりするとは限らないし、誰かが損切りの大切さを説いたところで、自分の欲しい銘柄が安く買える訳が無い。

しかし、誰かが損切りし誰かが購入することで、必ず得をする人物がいる。

それは証券マン、つまり証券会社である。


証券会社の思惑

証券会社からすれば、客が一度投資を行ったっきり、ずっとホールドするだけの戦略を取ったら、別の客に新規で投資を行ってもらわないと、自分たちの利益が無くなってしまう。

それだと人口数という上限があるため、いずれ新規の客がいなくなり、いつかは経営が破綻する。

そこで、証券会社が手数料という形で儲けるために、

時には大物投資家にキックバックやマージンを渡し、
時には広告代理店に不安になるような宣伝をしてもらい、
時には塩漬けという名目で損切りしないことを煽って見せ、

損切りの重要性をありとあらゆる方法で流布したのでは無いか。その結果が、今の損切りを重要視する風潮である。

少し考えればわかることだが、損切りが大事って言いふらしている投資家は、自分で意味不明だと思わないのだろうか?

損切りが大事だと言っている投資家の主張は、

「損切りすることで、資金を確保出来る」
「その資金で別の値上がりしそうな銘柄に新たに投資できる」

というものである。

だが、その別の銘柄でまた値下がりしたら、どうするのだろう?無限ナンピンならぬ無限損切りでもするのか?そんなの馬鹿げてないか?

そんなアホなことするくらいなら、最初に投資した銘柄が値下がりしようがどっしり構えてた方が、損切りで売却する時と、新たに投資する時に発生する手数料分は、確実にお得だと思うのだが……。


とある個人投資家のお話

勘違いをしている人が多いが、「損切り=損失を抑える」では無い。

とある一人の個人投資家の話をしよう。

その投資家は、一つの銘柄に資産の大半をつぎ込んでいた。割合としては驚きの90%。もちろんインデックスではなく個別株である。

その銘柄が今後必ず上がると信じて、自身のブログで銘柄の強みをずっと発信し続け、次第にブログの読者達も、その銘柄を購入するようになっていった。

しかし、ある日突然悲劇は起こった。

その銘柄が大暴落したのだ。

投資家は「大丈夫!絶対上がるからホールドし続けろ!」と呼びかけ続けたが、目先の利益に囚われた読者にその声が届くはずもなく、損切りして大損をこいた読者により、ブログのコメント欄は大いに荒れた。投資家を擁護する読者が現れようものなら、その人まで叩かれるような、それはもう酷い状況であった。

結果的にブログは閉鎖することになり、今では誰もそのブログ主の名前を口に出す人はいなくなったそうな……。

それからその銘柄はどうなったかって?


爆上げである。


もう一度言おう。爆上げである。


何度でも言おう。爆上げしたのである。


投資家が今もその銘柄を持ち続けているかはわからないし、たまたま爆上げしただけのこの例を引き合いに出して、「だから損切りなんて必要無い!」と決めつけるのは、少々暴論である。

ただ、今まで自分が損切りしてきた銘柄は、もしかしたら今も持ち続けていたら利益になっていたのではないか?暴落したら損切りしないと塩漬けになってしまう、と決めつけるのはちょっと早すぎるのではないか?

証券会社の思惑に洗脳され、馬鹿の一つ覚えに損切りをしている人は、そういう疑問を持つべきだ。


インデックスなら損切りは無駄

ここまでは、個別株寄りの話をしてきた。

しかし、インデックスに投資をしているならば、そもそも損切りという考え自体が無駄である。何故なら、塩漬けになるような銘柄は勝手にインデックスから外れていくからだ。

インデックスに投資しておきながら損切りをするなんて馬鹿げたことしてる人はいないよなぁ……?

そんな愚かな行為をしている人がいるなら、今すぐ投資資金を全額インデックスにぶち込んで、二度と株価をチェックせず、資産が必要になる時まで、口座を開かないようにすると良いだろう。


有名人を引き合いに出すのは的外れ

哀れな損切り信者の中には、「バフェットやリンチのような大物投資家だって、損切りしているじゃないか!」という主張をする人がいるが、それは的外れである。

彼らは、自分の投資した銘柄が自分の期待していたパフォーマンスを出せないことが分かったので、方針転換しただけの話。

これは損切りではなくただのミス。そしてそのミスに気付いて修正したのである。

なので自分が信じた銘柄は未だに持ち続けている。恐らくそれらの信じた銘柄が一時的に暴落したこともあっただろうが、それでも保有し続けている。

俺としては、インデックス投資ではなく個別株投資をしたい人は、この修正力と信じる力がないと非常に厳しいと思う。自信が無い人は、悪いことは言わないから素直にインデックス投資をしておけ。

インデックスはつまらないとか、インデックスではお金持ちになれないとか、あらゆる甘言で個別株に手を出させようとする人がいるが、本当に投資のことが好きで、四六時中投資のことを考えているくらいの人以外は、個別株に手を出すべきでは無い。


損切りよりもガチホ

どうだろう。あなたも投資は損切りが大事って言ってる人に、頭大丈夫?って言いたくなってきただろうか?

勘違いしないで頂きたいのは、「銘柄を売るな」と言っているわけではない。

急にお金が必要になった時、投資している企業に魅力を感じなくなった時、年に何回かのリバランスの時。

そういう時は売却して投資資金を作るのは普通にアリ。

俺が言いたいのは、何でもかんでも損切りとか言ってむやみやたらに売るべきではないということ。それで得するのは証券会社だけなので。

そう考えると、高配当株のガチホ戦略というのは、案外ナイスな戦略なのかもしれない。なんせ買えば買うほど配当金が増えて、売れば売るほど配当金は減るので、自ずとホールド癖がつくのではないだろうか。

まあ俺はインデックスを薦めるけどね(笑)

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