漫画村の倒し方

最近話題の漫画村。

小学生の頃から漫画が大好きで、未だに漫画を読み続けている私からすると、このまま漫画村の利用者が増え続けて、漫画という文化が廃れていってしまうのは絶対に嫌です。

今日の記事は、漫画が好きな一人のサラリーマンが、漫画村の倒し方を自分なりに考えてみたので、漫画好きの方は是非読んでいってください。



漫画村とは?

初めに、漫画村ってなんだ?という方もいらっしゃると思うので簡単に説明します。

現在、漫画村という限りなく黒に近いグレーのサイトが、日本の漫画や雑誌をバンバンネット上にアップし続けていて、それをキッズたちが読みまくっています。何故取り締まれないでいるかは後述。

漫画好きの方は既に知っていると思いますが、こちらのツイートが少し話題になりました。
画像が見れない方もいると思うので、ツイートを以下に書き出します。
違法DLがダメってゆうけどさ、ウチの周りとかみんな漫画村とか見てるし、騒いでんのキショい陰キャおたくだけじゃないの?😥?
法律上は合法なんだから、何でそんなにぎゃーぎゃー言ってるのかわかりませーん😆😆😆
漫画村もdropbooksもxvideoも観てなくてYouTubeで違法アップロードされたアニメや番組も淫夢も何も観てない人って今の時代ほぼいないと思うし、その一部を取り上げて違法だ何だって騒いでも説得力ないよね(ㆀ˘・з・˘)
言っちゃえば騒いでる例としてアニメアイコンや二次創作だってモラルに欠けてるし😓
言いたい事はわかるんだけど、うちらが漫画村使うことで連載終わっちゃったらまた別の漫画探すし
正直漫画村使ってる人なんて作家の事や自分がどう思われてるかなんてどうでもよくて、タダで読めてその場で快楽を得られたらそれで満足するから、こんな説得で漫画村使うのやめようとか思わない😅😅 
モラルとか無断転載とか言われても、こっちに不利益がない限り「で?」って感じ笑笑
作家さんどうこう言ってる人は
野菜の値段高騰しても農家さんのために絶対買えよ^_^
作家への還元とかどうでも良いし合法だから読む❗️これが民意です^_^
漫画が大好きな一人として、この女子高生の方の意見にビシッと反論したいところですが、この意見は割と本質をついていると思います。(今時の女子高生はxvideo知ってるのかと笑ったのは内緒w)

反対意見が続出しそうですが、私は諸悪の根源は漫画村のユーザーや、漫画村の運営サイト主ではなく、現在の法律がネット全盛期の今の時代に追いついていないからだと考えています。

一番の解決策は、海外からのアップロードを取り締まる法律を作ることですね。漫画村をどうにかして閉鎖させたとしても、第二、第三の漫画村が出来るだけですので。

でも、まあ現実的では無いです。


漫画のビジネスモデル転換期

私の率直な感想を言わせて貰えば、漫画村の運営主はかなりのやり手だなと思います。

漫画村の運営サイト主の主張でもある、

「漫画村は国交のない・著作権が保護されない国で運営されているので、日本の法律とは無関係である」

という部分は、(限りなく黒に近いグレーであったとしても)理にかなっていると言わざるを得ないですし、漫画村のユーザーの代弁者でもある上記の女子高生の主張である、

「モラルとか無断転載とか言われても、こっちに不利益がない限り「で?」って感じ笑笑」
「作家への還元とかどうでも良いし合法だから読む❗️これが民意です^_^」

はごもっともです。

無料で好きな漫画が合法的に読めるのならば、そりゃあ金払わないよなっていう話。

反論したい人はいると思いますが、いままで YouTube の違法アップロード動画を一回も見たことが無いと誓えますか?

投資家の皆さんは、なるべく購入手数料とか低い商品を好みますよね?そのマインドの最終形態が漫画村ユーザーの考え方なのです。

そしてその考え方をついて、うまくビジネスに繋げたのが漫画村の運営主ですね。

なので、作者側や提供側が漫画で稼ぐことを続けたいのならば、考え方を変えなければいけない。ユーザーに無料で提供しても稼げるビジネスモデルを生み出さなければいけない訳です。

そしてその答えは既に出ています。


漫画の YouTube 化

前置きが長くなりましたが、ここから本題。

私が考える、漫画村の倒し方。それは漫画の YouTube 化です。ちょっと長いので、以下 ManTube と呼ぶことにします。

誤解を招かないように言っておくと、漫画を動画にするというわけでは無く、漫画のストリーミング再生サイトを作るということです。

漫画村が既存の漫画作品をパクって無償で公開し、その利益を貪っているのならば、出版社や漫画家達は、漫画村のやり方をパクれば良いのです。

でも個人個人が各々のサイトで公開するとユーザービリティが低すぎて、絶対に流行りません。これは断言できます。

ですので日本の日本による日本のための漫画ストリーミングサイトを作成する必要があります。それこそが ManTube 。

どこかわけのわからない国で公開されているサイトと、日本で堂々と公開されているサイトなら、後者の方が信頼性は高いはずです。

ManTube が出来れば日本が覇権を握れます。

音楽や動画の覇権はもう完全にアメリカに握られてしまっていますが、漫画の覇権はまだ日本。

ここで日本が ManTube を立ち上げないと、いずれ他の国に漫画の覇権が握られてしまうか、漫画村によって漫画という文化が破壊され、そして消滅します。

個人的には、ManTube を運営するのは出来れば国家が良いと考えています。日本の漫画という文化には、それだけの価値があるので。

まあ国家ではなくとも、集英社、講談社、小学館などの出版社や、ソニー、任天堂などのゲーム会社、書店や映像、広告代理店等、漫画に関わる全ての企業が共同で一つの会社を運用しても良いかもしれませんし、Wikipedia のように非営利団体が運営するのもアリです。

いずれにせよ現在の Google や Amazon のように、一つの企業がプラットフォームを支配する状況は避けたいです。


ManTube の目的

ManTube の最大の目的は、漫画家の完全個人事業主化及び、漫画家と漫画作品の保護にあります。

ManTube でストリーミング再生されて得られる利益は、その全てが漫画家の利益になるべきであり、公開した作品は全て漫画家自身に著作権があるべきです。

つまり雑誌という形で色んな作品が掲載されているのは、もう時代遅れのビジネスモデルなのです。既得権益や利権ビジネスは、クリエイティブな仕事にはマッチしません。

これからは YouTube のように、個人が作品を発表していく時代です。

今後は出版社の仕事は、漫画コンサルタント(編集)、コミック職人(書籍化)、漫画チェッカー(校正)などの仕事に細分化されていくのでは無いのでしょうか。職業名は適当につけたので悪しからず。

出版社という概念は消失するでしょうが、私はそれこそがこれからの漫画のあるべき姿だと考えています。

漫画家は雑誌に縛られるのではなく、完全に個人事業主となり、自分が投稿した作品が読まれて、自分で書籍化して、自分でグッズやメディアミックスを行う。出来なければ上記の細分化された職業の方達にアドバイスやコンサルタントをしてもらう。まあそこら辺はどんどん便利なツールが発達していって自力で出来るようになるでしょうけど。

一時期ニコニコ動画で歌い手なる存在が流行りましたが、イメージとしてはそんな感じですかね。

漫画家よりもインターネット漫画家マンや ManTuber の方が稼げる時代が来るかもしれないということです。


ManTube の強み

以下に ManTube がどれだけ優れたアイデアであるかを書き連ねていこうと思います。

1.漫画と広告は相性が良い

まず漫画は動画と違い、一話、あるいは一冊読むのにかかる時間がある程度決まっています。

動画であれば、1分未満の動画もあれば、1時間を超える動画もありますが、漫画であれば一冊を読み終える長さは20分から40分、長くても一時間くらいでしょう。ここではわかりやすく一冊30分とします。

話数はコミックにもよるんですが、ここでは8話としましょう。つまり一話辺り約4分かかる計算になります。

どれくらいの長さがベストなのか、どのタイミングで離脱されやすいのか、が中々予測しにくい動画と違い、一話辺り、4分、一冊当たり30分読まれるということが予測しやすく、一度読み始めればその終わりまで、そして多くの読者が一冊読み終わるまで、更には次の巻へ、といった形で、続きをどんどん読まれやすい傾向にある漫画は、広告を出す側からすれば非常に扱いやすいと思います。

更に漫画は一冊の中に数話編成です。

動画視聴あるあるですが、動画では広告が唐突に出てきて、ユーザービリティを損なっている場面が多く見受けられます。

しかし漫画であれば、作者が一話ごとに公開するにしろ、一冊ごとに公開するにしろ、次の話に行くタイミングで広告を挟めます。そう、ワンピースのSBSとか、スラムダンクで右下に丸い窓があったあのページです。

これならば、スポンサー側も確実に広告を見て貰えますし、ユーザー側もユーザビリティを損なわないので、Win-Winです。

また、ブログでも記事下のダブルレクタングル広告が押されやすいのと同じで、各話の終わりというのは非常に収益性が高くなることが予想されます。

一冊8話形式ならば、各話の終わりに広告を挟むだけでも8回も広告を見てもらえます。

30分の動画で8回も広告が入ってきたら、絶対にうっとおしがられますが、漫画であれば、読者のストレスは限りなく0に近いと思います。

広告と漫画の相性の良さは他にもあります。

例えば、漫画のキャラクターの服装をアパレル企業がデザインして、漫画家がその服装を着せたキャラクターを描いたとします。

読者の人がそのコマを読んだ時に、オシャレで欲しいなと思って、服をクリック(タッチ)した時に、そのアパレル会社の商品ページに飛ぶようにすれば、それは広告として立派に成立しています。

モノクロの漫画の中に、ポイント的に色を付ければ絶対に目立ちますし、別に服装じゃなくても、食べ物や乗り物など何でも良いと思います。

私はイニシャルDでハチロクをカッコいい!と思いましたし、スラムダンクでエアジョーダンが欲しい!と思ったので、クリックしてもらえるような絵を描けるかどうかは作者の腕の見せ所だと思います。

このように、私の中では漫画と広告の相性は動画やブログ以上に良いと考えています。

2.動画よりも通信量が軽い

ストリーミング再生の通信量の面から ManTube の良い点を考えてみます。

まず動画は一分間の通信料が約4MB程度です。

先程漫画を一冊読むのにかかる時間は約30分だと書きましたので、30分の動画だと120MB程度の通信量となる計算です。

その点、漫画は一冊分の通信料が約30MBです。

これは非常に大きいメリットです。

何故なら、同じ時間辺りの通信量が低いのですから、運営する側もなるべく省エネルギーで運営できます。わかりやすく言うならば、サーバーの負担が小さくて済むということです。

サーバーの負担が小さいという事は、メンテナンスをする人件費などのお金がかからないという事になります。ということはそれだけ漫画家にお金が還元出来ます。

アニメーターやイラストレーターの給料がとんでもなく低くて、業界の存続が危ぶまれていますが、漫画に関して言えば、こうした仕組みを作ることで、多くの漫画家を救えることが出来ると考えています。

先程運営するのは国家云々が良いと書いたのも、こうした理由からです。

3.差別化が容易

皆さん、車や時計を買わなくなった人が増えている一方で、確実に買い続ける人もいるのは何故かわかりますか?

答えは、熱烈なファンだから。私はそれ以外に無いと思っています。

欲しいから、好きだから、買いたいから。

今後は(というか既に)漫画もそういう人のみが集めるようになると思います。

実際に本にして集めたいコレクター以外にも、広告が鬱陶しいと感じる人や、表紙とは別の裏表紙や背表紙は現物を集めた人しか見ようが無いので、ManTube との差別化も出来ていますし、コミックスを全巻集めた人にはワンピースの0巻のような特典を付けるのも良いでしょう。

4.本当に面白い漫画ランキングが一目瞭然

皆さんの各々の定義はあると思いますが、私の中で面白い漫画はたくさんの人に読まれている漫画です。

つまり現在ではドラゴンボールやワンピースが面白い漫画ということです。

ManTube が実現すれば、閲覧回数という形で、どの漫画がどれだけ読まれたかが一目瞭然になりますので、本当に面白い漫画が一発でわかります。

このマンガがすごい!なんて胡散臭いランキングに頼らなくても良いのです(笑)

閲覧回数ではちょっとやらせ臭いな~なんて人がいれば、ページ滞在率やお気に入り登録者数、実際に本を購入した人の数、みたいなランキングも作れば良いのです。

5.海外展開も容易

現在の自動翻訳のレベルは半端じゃないです。

ManTube に公開した漫画が自動で翻訳されるような仕組みを作ってしまえば、海外のユーザーもかなり取り込めると思います。

本当はもっと日本の漫画を読みたいけど、日本語だから読めない……、海賊版を読むしかない……、というような海外のユーザーはかなりの数いるはずです。

逆に海外の作品(マーベル系、チートラ、神之塔)を日本語で読みたい人は私以外にもいるはず。

読者も作者も海外のユーザーを取り込むことが出来れば、日本の漫画文化は、もはや国家的な資産になり得ます。

勝手にグッズ化やドラマ化、アニメ化、映画化などの話が舞い降りてくる金の成る木が誕生するわけです。日本政府は漫画やアニメなどの文化を軽視しているように感じますが、本当に勿体無いですよ。

海外展開がうまく出来れば、現在の YouTube や Amazon 等のように、ある特定の分野において、もう他のサービスの追随を許さないのです。

米国株に投資をされている方なら、この凄さがどれだけ凄いことかわかるはずです。

6.今以上に面白い漫画が増える

個人的には、これが一番のメリットだと考えているんですが、ManTube が出来れば、今までよりももっと面白い漫画が増えます。

何故なら、時間の在る限り漫画を描き続けたい、今連載している作品以外にも面白い話はいっぱいあるんだけど公開する場が無い。公開したいけど規約などで公開できない。

そんな漫画家の人達が、どんどん作品を公開出来るようになるからです。

本当は評価されたはずなのに、編集に没を食らって駄目になった作品が、今後は読者によって正しく評価される機会も増えていくでしょう。進撃のような作品が本当はもっとあったって考えるとワクワクしませんか?

単純明快、純粋な競争の場を提供すれば、きっと本物の漫画家は答えてくれるはずです。

そしてたくさん描いて、たくさん読まれれば、それだけ漫画家の懐に収入が入ります。

これこそが私が考える、これからの漫画のあるべき理想の形です。


なんかめちゃくちゃ良いことばかり書いているので、問題点も挙げていきます。


懸念される問題点

現時点で私が考えうる問題点をいくつか。

ManTube だけで本当に漫画家が食べて行けるのか
 → YouTuber だけで食べていけている人は、極少数という現実

漫画を YouTube 化したとしてスポンサー企業は存在するのか
 → 広告がクリックされなければ、結局誰もスポンサーにならないのでは?

本当に漫画村を倒せるのか
 → 現在の漫画村ユーザーをこちらに引き込めないのでは?

これらに関して、私の中での解決策を。

ManTube だけで本当に漫画家が食べて行けるのか

まず、そもそも私の考え方としては、漫画家が漫画だけで食べていくスタイルが時代遅れだと思っています。

漫画やイラスト業は、どんどんデジタル化が進み、作品を作るスピードは今までよりも幾分簡略化できるはずです。なので一話辺りの生産コストは小さくなっています。

また、今は雑誌に掲載する時に、100%の質を求めていますが、50%~80%、極論を言えば、ラフ画でも漫画として成立していれば読者は読むと思いますので、質よりも量の考えでどんどん作品を公開していけば、一部の漫画家は食べていけると思っています。

そしてラフ画でどんどん公開していって、コミックス化に出来るほどの資産が集まった段階で初めて100%の質にすれば良いんじゃないかと。

閲覧回数が少なくて、食べて行けないよ~なんてことをいう人はそもそも漫画が面白くないのです。アシスタントとして稼いでいる漫画家はたくさんいるでしょう?

なので ManTube だけで食べて行ける漫画家が量産される方がおかしいので、YouTuber と同じように、極少数だけのトップだけが食べて行ける方が良いです。

また、必ずしも無料である必要もなく、量よりも質で勝負したい漫画家の人は、作者が閲覧料を設定できるような仕組みを作っても面白いですし、ゲーム実況者やニコ生配信者のように、ファンが投げ銭出来る仕組みがあっても良いでしょう。

ハンターハンターやベルセルクの続きを金を払ってでも読みたい読者は絶対いますよね?それと同じことです。

漫画を YouTube 化したとしてスポンサー企業は存在するのか

これは間違いなく存在すると思います。

現在の広告収入の仕組みはぶっちゃけよく分かっていません。

しかし訳の分からないアプリやブログでも広告は出ています。私のブログですら、クリックして下さる読者の方はいます。

これは、ネットの広告収入というモデルがビジネスとして成立していることの証明です。

寧ろ前述したように漫画と広告の相性は非常に良いので、これを生かさない企業側は頭がどうかしているレベルだと考えられます。

本当に漫画村を倒せるのか

正直に言えば、結構厳しいと思います。

今現在の漫画好きの良識派が多数で、モラルを感じないキッズが少数派の段階であれば倒せると思いますが、良識派の人達が、だんだんとキッズ側に移行し始めて、漫画村が世間一般的に当たり前になってしまうと完全に手遅れになります。

「ManTube は、漫画家にお金が還元されて、ユーザーも無料で読めてWin-Win! ManTube で漫画をたくさん読めば、これからも面白い漫画が読めるよ!」

「でも、漫画村を利用し続ければ、漫画を描く人がどんどん減っていって、今後はゴミみたいな漫画しか読めなくなるよ……」

って感じに、ManTube が正義で、漫画村が悪、みたいに世論をうまいこと誘導出来れば、再起不能なレベルで倒せる、と私は考えてます。

その為にも、最速で ManTube を立ち上げることが必須条件になってきますが。


まとめ

どうでしょう。この毒を以て毒を制す案。

ちょっとスケールが大きすぎる気がしないでもないですが、私はかなりアリなのではないかと思っています。

願わくばこの案を見てナイスだと思った企業やユーザーがうまいことサイトを立ち上げて、漫画村を倒してくれることを祈ります。

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