アプリ開発なんてドMじゃないとやってられない

今日はアプリ開発に関するお話です。

私には同期が何人かいるんですが、その中の一人にAという人がいます。私が技術職(プログラマー)、Aは営業職として働いて、Aとは同期の中でも一番話が合うので色んな話で盛り上がります。

今日盛り上がった話がアプリ開発の話で、Aが一緒にアプリを開発して、お小遣い稼ぎしないか? と誘ってきました。ちなみにAはアプリ開発をやるならゲームアプリ一択!だそうで(ありがち〜)、ここでは アプリ = ゲームアプリ と考えてください。

Aはアイデアを出すからコードを書いてくれ、もしくは自分も手伝うからプログラミングを教えてくれ、と言っていましたが、私はアプリ開発をやるのはナンセンスだと全否定しました。

その理由を説明したいと思います。



アプリ業界はパクリ業界

私も一時期考えたことありますよ、アプリ開発で一儲け。多分プログラマーとして働いている人は皆一度は考えます。Aの話が後2年早かったら私もその話に乗っていたかもしれません。

でも今では絶対にアプリ開発なんてしようと思いません。アプリ業界って滅茶苦茶タチが悪い業界なんです。

実はアプリ業界というのはパクリが当たり前なんです。……え?もう知ってました?

あなたが画期的なアイデアでとっても斬新で面白いアプリを開発したとします。するとその一か月後にシステムを丸パクリして、綺麗なイラストを多用したアプリが公開されて、たった一週間でそのアプリに売り上げを抜かれます。(いやマジで)

どうですこの馬鹿げた話。しかもこれが全世界共通で行われているんです。日本企業同士でパクリ合い、米国企業のアプリを中国がパクる。その逆もしかり。

よくただのコピーではオリジナルには勝てないなんてことが言われますよね?
将棋全国チャンピオンの伊藤君もこう言っています。(かっこよすぎやろ……)

私もこのブログを始めて先輩方の真似では絶対に読まれなくなると思い、常に上を目指しています。しかしアプリ界では真逆です。オリジナルはコピーの生贄でしかありません。

よってパクリをパクるなんて馬鹿げた現象も起き、アプリの質は一向に上がりません。先程のカッコいいセリフもこうなってしまいます。
伊藤君ェ……。

考えてみてください。今のゲームアプリでランキング上位のほとんどが、レア度があるイラストカードをガチャでゲットし、ポチポチするだけの戦闘を楽しむようなものではありませんか?

戦闘の部分はパズルであったり、引っ張りアクションである場合もありますが、レア度、イラスト、ガチャという三つのキーワードはほとんど変わらないはずです。

私が初めてスマホを手に入れた時に流行っていたアプリはパズドラでしたが、今の人気アプリも同じようなシステムではないでしょうか?私が初めてスマホを持ったのは大学1年か2年くらいの時なので、アプリ業界はもう5年以上進歩していないことになります。

その間に他の分野ではAI、ドローン、VR等画期的な技術がどんどん開発されています。

しかしアプリの本質は何も変わっていない。ようやく最近?になってポケモンGOという一風変わったアプリが出ましたが、あれも結局はイングレスにポケモンというイラストを張り付けただけのパクリアプリです。それがどうでしょう、あれだけの世界人気を生み出してしまいました。パクっただけにもかかわらずです。
(ワイは悪くないのに言い過ぎやろ……。)

そんなパクリ大正義のクソみたいなアプリ業界ですが、もう一つ重大な欠点があります。


ダウンロード数至上主義

商品の評価って何で決まると思います?あなたが何か商品を買ったときに、評価の指標とするものって何ですか?……金額ですよね?

購入した商品が金額に見合っているかどうかであなたの評価は決まります。

しかしアプリはどうでしょうか?有料アプリもあるにはありますが、ほとんどが無料アプリです。つまり金額による評価が出来ない訳です。

そこでアプリの評価の指標になってしまうのがダウンロード数です。指標になるのではありません。なってしまうのです。

本来1つの商品が人気商品になるには、たくさん買われる必要があります。質が悪いと必殺クーリングオフ攻撃を食らってしまうので、企業側も価格に見合った質の商品にしなければなりません。つまりたくさん買われている商品というのは、それだけで商品としての評価が保証されていることになります。

しかしアプリの場合はほとんどが無料ですので、とにかくまずはダウンロードされます。だって質が悪ければアンインストールすればいいだけですから。このお手軽さのせいでアプリの場合はダウンロード数で評価が保証されません。

いやいや評価と言えばレビューがあるじゃないかと思う方は、一度サクラという言葉を調べてきてください。

しかも恐ろしいことにダウンロード数の目安であるランキングでさえ、ブーストと呼ばれる手法で操作できてしまいます。(ブーストとはポイント還元サイトなどにアプリを載せてダウンロードさせることで、ポイントと引き換えにダウンロード数を稼ぐ手法です)

なのに、ユーザーは、たくさんダウンロードされている = 良いアプリ だと錯覚してしまい、更にそのアプリがダウンロードされてしまうという、アプリ特有の負の連鎖、アプリスパイラルが止まらないのです。

つまりアプリ業界というのは何でもアリの無法地帯で、その様子はさながら魑魅魍魎が跋扈する魔界なのです。
※画像はイメージです。


まとめ

私がアプリ開発をやるのはナンセンスとする理由が伝わったでしょうか?
これをわかりやすくかみ砕いてAに話したら、Aはやっぱやめとこうと言ってくれました。
わかってくれたか友よ……。

少し前に堀江さんが保育士は誰でも出来る仕事とツイートして話題になりましたが、アプリ開発はドMがする仕事だと思います。というかプログラマーにMが多いかも。

私はアプリ開発ではなく、機械制御関連のプログラマーなので、アプリ開発をしている人を見るたびによくやるなぁと思います。だってパクられるために開発しているようなものですから。自ら養分になろうとする献身的なスタイルは嫌いじゃないです。

生粋のドMであるあなた方がいなくなったら、スマホやタブレットは衰退まっしぐらですので、これからも頑張って下さい。心から応援しています(棒読み)

ていうか政府が法律とか特許でオリジナルアプリを守ってくれれば済む話なんだけどなぁ。後はGooglePlayとAppStoreでパクリアプリをダウンロードしたら、オリジナルのダウンロード数が増えるようにするとか、アンインストールしたら累計ダウンロード数を減らすとか。

1プログラマーとしては、もう少しプログラマーを守ってくれれば、もっと加速度的にアプリ業界は進化すると思うんですけどね(笑)

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